変革することの難しさ

私が利用する音声プラットフォームは8月から無料放送に広告を導入し、YouTubeプレミアムのような広告非表示の有料プランも新設されました。収益拡大を狙い、8月は加入促進を強く打ち出しています。
最近では、音声広告だけでなく、動画広告の配信も告知されました。
サービスの継続性のため広告導入自体は歓迎しますが、やり方には違和感があります。

①有料案内が「ウザい広告を避けたければ課金を」というトーンで、広告を価値ではなくノイズとして扱っていること。
②音声にこだわるはずのサービスが動画広告に踏み込むこと。

「ウザい広告を避けたければ課金を」というトーンでは広告出稿企業から明らかに嫌がられてしまうし、音声にこだわるはずのサービスが動画広告に踏み込んでしまうと短期の収益を追うあまり、ブランドの軸がぶれるリスクを感じます。加えて、自ら番組MCができるほど話し上手な代表自らが「有料プランへの応援をお願いする」メッセージを広告として出していないのも残念です。

変革には痛みが伴います。だからこそ、私は応援したい。
一方で、自分が変革を進める際は、丁寧すぎるほどの説明と、目的を熱をもって語る姿勢が必要だと強く感じました。

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