選挙演説で感じた「推し活化する政治」──AI時代にこそ価値が高まる“人に会う力”とは

先日、初めて自分の意思で選挙演説に足を運びました。
そこで感じたのは、現代の選挙が「政治の場」であると同時に、どこか『推し活に近い構造』を持っているということです。

この体験は、政治に限らず、信頼構築の本質を改めて考えるきっかけにもなりました。


見出し①:選挙は「公約」よりも「人」を感じる場になっている

これまで政治とは、

  • 公約の内容
  • 演説の論理性
  • 政策の整合性

で判断するものだと思っていました。

しかし、目の前で声を枯らし、寒い中でも笑顔で一人ひとりと向き合い、ゆっくりと手を握る候補者の姿を見て、理屈ではなく「この人を応援したい」と感じてしまったのです。

冷たい手での握手を通して、「握り手は一票」という言葉の意味を、初めて実感しました。


見出し②:AI時代に差別化されるのは「ドブ板営業」のような非効率さ

現代は、AIを使えばそれらしい政策や、美しい文章はいくらでも瞬時に作れる時代です。
デジタル情報が溢れる中で、内容そのものだけでは差別化が難しくなっています

だからこそ、最終的に差になるのは

  • 現場に立つ
  • 人に会う
  • 泥臭く向き合う

といった、いわゆる「ドブ板営業」的なアナログの力**なのだと強く感じました。

「何を言うか」以上に、
「どれだけ熱量を持って、目の前の“自分”に向き合ってくれるか」
この肌感覚の信頼こそが、選ばれる理由になっているのではないでしょうか。


見出し③:これは政治だけでなく、ビジネスにも通じる本質

この感覚は、私たちの仕事にもそのまま当てはまります。

効率化が極まった社会だからこそ、

  • 直接会う
  • 顔を見て話す
  • 手間をかけて対応する

といった非効率な行動が、最大の資産になります。

価格や条件だけではなく、
「この人に任せたい」
「この会社を応援したい」
と思ってもらえるかどうか。

そこに、AIでは代替できない人間の価値があります。


見出し④:「推し活化」する政治に感じた危うさ

一方で、この「推し活化」する政治には、危うさも感じました。

SNSの影響もあり、近年は思想の分断が一層進んでいるように見えます。
「推し」への熱量が高まるほど、異なる考えを持つ側を「敵」と見なし、
自分たちに都合の良い情報だけに囲まれるエコーチェンバーが生まれやすくなります。

握手を通して感じた人間味は素晴らしいものです。
しかし同時に、その熱狂が
「相手側の正義を想像する力」を奪っていないか。
そんな問いも頭をよぎりました。


見出し⑤:熱狂しながらも、多様な視点を失わないために

応援すること、熱量を持つこと自体は決して悪いことではありません。
ただ、熱狂の中にいる時こそ、
一歩引いて異なる意見と向き合う冷静さが必要だと感じます。

これは政治だけでなく、
組織運営や顧客対応、チームマネジメントにも共通する姿勢です。


まとめ:AIと人間性、その両立がこれからの価値になる

今回の選挙演説への参加は、政治を知る以上に、
現代のコミュニケーションのあり方を深く考える機会になりました。

  • AIという便利な道具を使いこなすこと
  • 最後は泥臭い人間性で信頼を積み上げること
  • 熱狂しつつも、多様な視点を持ち続けること

このバランス感覚こそが、これからの時代に求められる力だと思います。

私たち自身も、日々の仕事の中で
「効率」と「人間味」
その両方を大切にしていきたいと考えています。